正しい経営の最後の障害とは
知って欲しいことがあります。
経営者とお話をしていると、今の会社の状況を政治(不透明)、経済(不況)という外部環境に原因を求めてしまう方がいます。
ただし、不況と言われる中でも成長をしている会社は成長を続けています。不況期に成長することが難しい会社でも、次の景気の波に備えて、収益性を改善して備えている会社も多数あります。現に私共のお客様でもそのようなお客様が多くいらっしゃいます。
もちろん外部環境の影響が強い業界もありますが、もし外部環境の影響をモロに受けてしまう業界であることを知っていたのであれば、どのようにしたらその影響を減らすことができ、安定的に経営をすることができるのかを考えるのが経営者の仕事ではないでしょうか?
小さな会社が前を向くか、後ろを向くかは経営者次第です。
そう、正しい経営の最後の障害は、経営者自身です。
小さな会社の経営者は、営業から製造(購買)、人事、総務、経理、財務まで全て自分1人(又は配偶者と2人)で行ってきた方がほとんどです。
経営者となる前は、営業畑か技術畑で働いていたのではないでしょうか?
創業時は、以前の働き方と同じような働き方で働いても問題は生じないと思います。
しかし、従業員が2人、3人と増えてくると、ご自身の時間がどんどんなくなって人が入ってきているのに忙しくなるような状況になっていないでしょうか?
そのように感じられたとしたら、それは経営者が経営者になりきれていないからだと思います。
経営者の最も大事な仕事は、商品を売ることでも物を作ることでもありません。
経営者の最も大事な仕事は、会社の方向性を決めることです。
そのための時間を確保するために、商品を販売することや物を作ることは少しずつ従業員に移していく必要があります。
そして、空いた時間を利用して、最初は半日からでも構いませんので、毎月会社のことについて冷静に考える時間をとって下さい。
この大切な時間をとるかとらないか、それは経営者であるあなた自身が決めることになります。
正しい経営のはじめの一歩は、経営者が経営について冷静に考える時間を確保することです。
私共は、はじめの一歩を踏み出した経営者の側で、一緒に経営について考えていきたいと思っております。
経営支援サービス「ステップ!」とは、「正しい経営」の普及サービスであり、私共は「正しい経営」の導入をサポートする立場でありたいと思います。
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